動画配信【国循官製談合事件の解説】桑田さん解説その1

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国循サザン事件-0.1%の真実-無罪を訴える桑田成規さんを支援する会です。

これまでこちらのブログで公判の傍聴録や、桑田さんご自身の解説などを公開してまいりましたが、2018年3月に予定されております判決まで、動画配信も併せて行うことにいたしました。

支援する会からご質問をさせていただき、桑田さんご自身に経緯や解説、桑田さんのみが知る真実などを語っていただきます。

今回桑田さんが逮捕・起訴されることになった事件について、みなさまにも「真実はどこにあるのか」を考えていただき、引き続きご支援をお願いできればと思います。

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 国循官製談合事件(国循サザン事件)解説その1


国循官製談合事件(国循サザン事件)解説その1 

以下に記事全文を掲載いたします

赤川》なぜ国循に行かれるというか、入られることになったのでしょうか。

桑田》はい。私が阪大にいたときに、仕事としては前お話したとおり医療情報部の仕事をしていたんですけれども、上司に当たる方がおりまして、その方から、国循の病院長からお話があったという話を突然私の方にいただきまして、話をうかがってみると、どうも国循では、電子カルテの導入を目標としていままでやってきたけれども、いまくいかないんだと。そこで、その導入のプロジェクトを成功させることのできる人を阪大から出して欲しい、と言われた、というような話だったんですね。

で、その私の上司は、私が適任だろうということで、どうだろうと。まあ、行け、とは言われなかったんですけれども、あそこに行っていいと思うんだったら考えたらどうか、と言われてですね。で、私もまあ、かなり考えたんですね。というのは、実は阪大には、結局、結果として6ヶ月しかいなかったんです。お話をいただいたときは、4ヶ月目か5ヶ月目ぐらいで、ようやくこれから阪大でいろいろやろうとしている、始動の直後に言われたものですから、そんなときにすぐ移るというのはどうかなというのを非常に悩んだんですね。

私はそもそもずっと大学で教員のポストに就いてきたものですから、そこからのキャリアのパスからみても、ちょっと外れていくという感じになるので、それも悩みの種の一つでした。しかし、まあよく考えてみれば、国循というのは、地理的に阪大のすぐそば、同じ(大阪府)吹田市にありまして、距離も非常に近くて、阪大の先生もたくさんおられるようなところで、そこが困っているという状況で誰が助けられるかというとおそらく私しかいないだろう、とそんなことを思いまして、行くと決めたということですね。お話があってから実質的に1ヶ月半とかそのぐらいで国循に行くことになった、と、そういう経緯になります。

赤川》裁判のなかでも、長年NECの1者独占だったという話がありまして、そこから今(裁判で)問題となっているダンテックさんに代わったわけですけれども、桑田さんが国循に入られたときの様子とか、なにか気になったこととか、印象に残っているようなことはありますか。

桑田》NECが入っていたのは事実でして、どれぐらいの長さかというのはわからないのですけれども、おそらく15年以上、ずっとNECが国循の情報システムをみていたとう状況については間違いないですね。

国循の情報システムには実は2つ種類がありまして、先ほど私が申し上げた電子カルテのシステムの導入っているのは、病院で使うシステムのことで、2つあるうちの1つです。もう1つは国循全体のネットワーク、これはNCVCネットというんですけれども、NCVCネットも実はNECさんが担当していて、それをずっと長くやっておられたという状況なんです。本当は、有り体に言えば、国循の情報システム全般をNECさんが長年見ておられたということがずっと続いていたと。

気になった点としては、(電子カルテ)導入直後というのは、まさに私は電子カルテをやるために(国循に)入ったので、そのほかのところはみえていなくて、それはNECの方と一所懸命仕事をさせていただんですけれども、結局それが終わって、電子カルテがうまく入りましたとなった後には、国循全体の情報システムを私が見ることになったんですね。そのタイミングでいままでNECさんがされてきたことを改めて見てみると、やはり長年やっておられたということが影響したと思うんですけれども、いろいろな情報、システムの管理という面で少し不備が多かったかなと。具体的にいいますと、たとえばやるべき日々の業務というのがあるんですけれども、そういうのがきちんと整理されていない、マニュアルがないとかですね、作業記録もきちんと残っていないと。じゃあ具体的にNECさんはなにをされているんだろうというところも、聞けばもちろん口頭では返ってくるんですけれども、記録としては残っていないとか。あるいは、システムはサーバというコンピュータの高性能なものがあって、それが国循の一角にたくさん集められているんですけれども、そういったところも不要なものがたくさん残っていたりとか、配線もむき出しになっていて整理されていないとか、そういう状況でして、現状というものを把握しようとすることすら難しい。という状況でしたね。

ですので、今、いったい何台サーバがあるの、だれが使っているの、どれぐらい稼動しているの、日々どんな業務をしているのということが書類ではまったくわからない。それぞれに聞けば、ようするにNECの担当の方に聞けば、まあこれぐらいですかね、みたいな話は出てくるんですけれども、まあそういったレベルだったということで。やはりそういったところは、本来ならば発注者といいますか、管理する部署がきちんとそういうところを管理をしてですね、NECさんにきちんと仕事をしていただくという仕事があるはずなんですけれども、そういったところもできてなかった。

ですのでNECさんの問題というよりも、全体ですね、国循の体制としてもやや甘かったし、実際に請け負っておられるNECの方もそういう自覚と言いますか、業者さんとしてやるべきことをきちんとやっていなかったのではないかと、そんな感じがいたしました。

赤川》今、おそらく15年ぐらいとおっしゃったんですけれども、確か国循は、そういう契約をするのに入札という方法を取っていると思うんですけれども。

桑田》そうですね、はい。

赤川》ずっと(入札を)やっていても15年同じ会社?

桑田》はい、実は国循は2010年に独立行政法人になっているんですね。入札という制度で業者を決めるようになったのはおそらくその後からなので、言っていれば、私が行ったのは2011年なので、その前年ぐらいから入札で決まったという感じです。だから、その前は、厚生労働省の一機関、一部署として調達をしていたので、そこでどうしていたかというのははっきりとはわからないんですけれども、独立行政法人になってからほど厳格にはやっていなかったと思いますね。

※判決は2018年3月16日(金)9時45分〜大阪地裁の予定です。

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桑田さんを支援する会では、桑田さんの冤罪をはらすべく動いています。

公判を傍聴するたびに、0.1%を証明する真実が見えてきます。

ぜひご一緒に、その真実を確かめてください。