動画配信【国循官製談合事件の解説】桑田さん解説その7

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国循サザン事件-0.1%の真実-無罪を訴える桑田成規さんを支援する会です。

これまでこちらのブログで公判の傍聴録や、桑田さんご自身の解説などを公開してまいりましたが、2018年3月に予定されております判決まで、動画配信も併せて行うことにいたしました。

支援する会からご質問をさせていただき、桑田さんご自身に経緯や解説、桑田さんのみが知る真実などを語っていただきます。

今回桑田さんが逮捕・起訴されることになった事件について、みなさまにも「真実はどこにあるのか」を考えていただき、引き続きご支援をお願いできればと思います。

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 国循官製談合事件(国循サザン事件)解説その7


国循官製談合事件(国循サザン事件)解説その7

以下に記事全文を掲載いたします

赤川》入札に関して公正公平ということをずっと言われてはいるんですけれども、そういう意味で言うとやっぱり新規で参入される方っていうのは非常に不利ですか?

桑田》不利ですね。圧倒的に情報量が少ないですね。

入札に際しては仕様書というのを書きまして、いったい業務の中身がどんなものなのか詳しく書いた書類を提供するんですけども、実はそこに書ききれない業務っていうのは本当にたくさんあるんですね。

本当に日常の細かい業務まで1個1個全部書いてあるわけではないので、そういったところがもし漏れていたとしても受注した業者さんとしたら実際にはやらざるを得ないところなんです。仕様書に書いてないからできませんっていうことは、形の上ではできることになっていますけども、実質的にはやらざるをえないと。

そうなってくると全然見積もっていない業務がどんどん始めてみるとでてきて、それがもうコストをどんどん増やしてしまうと。で、受注したはいいけどもできないというようなことが実際起こりうるんです。

そういう意味でも、入札の前にですね、現状の業務、つまりその入札の対象となっている業務がどんなものなかということは、きちっと知っていただくということは重要であるし、けどもそれが現行業者さんと同じレベルの情報を与えられてるかというとないので非常に厳しい。新規の方についてはかなりチャレンジをしないとなかなか入札に勝つというのは難しいと思います。

赤川》その新規の方は仕様書が全て。他に何か知るすべというのはあるんですか?

桑田》はい、仕様書を見たうえで、見学に来てということとももちろんできますし、あと質疑応答もできるんです。高橋さんは直接私にしてこられましたけども、もっと他に色々聞きたいことがあればどんどん聞いていただいて結構ということで。入札の公告があって公表されてから入札の前日までの間でしたら質問ができるということになりますね。だから新規の方にしてみれば、できるだけそこでそういった手続きなどを活用して、情報収集するっていうのが非常に重要であると思います。

赤川》その入札の公正公平という意味でいえば、そういいながらもやっぱり差はすごくあることになりますね?

桑田》そうですね、やっぱりどんなやり方 をしたとしても現行業者さんが強いというのは否めないですね。

赤川》そこを少しでも現行業者さんの情報を知っていただくっていうという、公正になるようにということで希望されたことに対して、出来うることをして返されたと思うんですけれども、ただその体制表自体は、はっきり言えば、それを見たから何かが解決したかと言えば人数が分かるぐらいだったんじゃないかなということでしたよね?

桑田》そうですね、はい。

赤川》公判の中では検察は非常に矛盾したことも言って、じゃあなぜもっと手をかけてやらなかったんだということを言ったと思うんですけれども、そういうこともする場合もあるんですか?自分の担当のことだったら。

桑田》そうですね、責任者であれば、当然出せる情報と出せない情報とどちらもあるんですけども、出して問題ないようなものを収集して、お渡しするということはしたと思いますね。

赤川》その時は、本当にそこは桑田さんの専門の担当のことではなかったということ?

桑田》そうですね、はい私の担当は当時電子カルテだけでしたので、当時、別の方がその担当をしておりました。その方にお伝えしてその方にやってもらうってことほどのものではないかなという気はしましたので、特にお願いはしなかったということですね。

赤川》じゃあご自身が入手されるためには事務の方に言ってお願いをしていて、ということ、それを待っていたと?

桑田》そうですね。体制表は私一度は見たことがあったので、当然それはあるものなんですね。だから「ありもの」と言いますけども、わざわざ調べたり新しく資料をおこしたりするんではなくて、あるもので渡して問題ないものであればそれはお渡ししようと、そういうスタンスでやっていました。

赤川》ただこれも公判の中ででてきましたけれども、ありものだったけれども、再度、事務の方に現行のっていうふうに念を押されたのは、どうもでていたものと中に本当に実際に動かれている方が違うということがあったと?

桑田》そうですね、2011年度の当時の現行の体制表っていうのは、電子カルテの業務体制とNCVCネットの業務体制が混ざっていたんですね。今回の入札は NCVCネットだけなので、その混ざった体制表をそのまま高橋さんにお渡しするっていうのはちょっと筋が違うかなということで。

少なくともNCVCネットだけの体制表があったほうがいいだろうということと、中の構成員の方がですね、お名前、もちろん1人1人は私はわからないんですけども、明らかに間違っている部分があったと。

それは非常に重要なことなんですね。要するに誰がどの業務をしているかっていうドキュメントとしては非常に重要なんですけど、そこの根底の部分が全く正しくないという部分がありましたので、それを直して欲しいと。そういう意味でそういった本来あるべきものをきちんと下さい、という意味で事務の方にお願いしたということになります。

赤川》だいたい頼まれてからその19日に見ることになるまで、期間はどのくらいだったんですか?

桑田一番最初に頼んだのは、2012年の1月なんです、かなり前です。だから入札とは関係なくですね、実はその入札の手続き、事前手続きの中で色々予算の都合があって、幹部の方に説明する際にですね、その体制表に関してちょっと色々議論する時期がありまして。そこで不備を見つけていたんです。

それが1回目事務にお願いしたとき、で、高橋さんからお願いされたのは2012年の3月ですね。だから入札の直前になるんですけども、その時にも高橋さんから言われた時、たしかに前お願いしてたけどまだもらってないなと気づきまして、改めて同じものをちゃんと作って下さいというふうに事務の方にお願いしたということになります。

赤川》前回もお話ありましたけど、そうすると事務の方にしてもなんですけど、どこがなのわかりませんけど、そういう記録だったり今やってることなんていうのも、整理っていうのはなかなかうまくついてない状況っていうのはずっとあったんですかね?

桑田》そうですね。本当にあとでわかったことですけども、例えばNECさんが業務を受注して、それをさらに再委託するっていう時には、国循側に届出をしないといけないルールだったんですけれど、その届出がまったくなされないまま別の業者さんが実際には担当していたとか、先ほど申しましたとおり、実際に誰が働いているかという非常に重要なことなんですね。それがもちろん機密情報に触れるってこともありますし。そういった情報がきちんとやっぱり事務方で管理されていないという状況だったというのが事実ですね。

赤川》そのへんはもうやっぱりすべて事務方のお仕事の中ということですね?

桑田》そうですね、これは契約業務です。委託なので職員ではないんです。その委託というのは、契約の元に発生していることなので、国循の中では契約係という事務方がそれを担当することになっていました。

動画配信の公開を繰上げ、2018年1月7日(日)にその9までの公開を予定しております。

※判決は2018年3月16日(金)9時45分〜大阪地裁の予定です。

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桑田さんを支援する会では、桑田さんの冤罪をはらすべく動いています。

公判を傍聴するたびに、0.1%を証明する真実が見えてきます。

ぜひご一緒に、その真実を確かめてください。