動画配信【国循官製談合事件の解説】桑田さん解説その9
国循サザン事件-0.1%の真実-無罪を訴える桑田成規さんを支援する会です。
これまでこちらのブログで公判の傍聴録や、桑田さんご自身の解説などを公開してまいりましたが、2018年3月に予定されております判決まで、動画配信も併せて行うことにいたしました。
支援する会からご質問をさせていただき、桑田さんご自身に経緯や解説、桑田さんのみが知る真実などを語っていただきます。
今回桑田さんが逮捕・起訴されることになった事件について、みなさまにも「真実はどこにあるのか」を考えていただき、引き続きご支援をお願いできればと思います。
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国循官製談合事件(国循サザン事件)解説その9
以下に記事全文を掲載いたします
《赤川》実は見積の資料を持っていらしたということなんですけれども、もともと担当者ですか、桑田さんは。
《桑田》いえ担当ではなくて別の先生、研究所の別の先生が担当をしておられましたね、当時は。
《赤川》その先生は見積書を持っておられたと思うんですけれども、桑田さんはどういう経緯で入ってくるんですか。
《桑田》はい、その先生が中心となって仕様書の案というものを作っていたんですね。
仕様書の案を作るというのは現場がやっているんです、つまり我々のような現場の情報システムを扱っている人ですね、当時は別の先生がやられていたのですが、その際に案を作って、あまり好き勝手な案を作りますと、予算を超過するっていうことがままにしてあるんです。
だから予算が前年度と同じぐらいとか、もし超えるのであれば超えるなりの理由をきちんと示さないといけないので、案を作っている段階で見積をもらうんですね、業者さんから。
当時は現行業者であったNECさん、その担当の先生がNECに見積を下さいと請求をされたんですね。
その返信として返ってきた電子メールの中に、その先生の宛先と私も入っていたと。私は担当ではなかったんですけれども、次年度からNCVCネットを担当することにもなっていましたし、一応私は部長職でありましたし、形式上、事務方との窓口は私がやっていたので、そういう意味もあっておそらくNECの営業担当の方がその先生と私にメールを送られたんです。そこにその細かな見積が入っていたということになります。
《赤川》それがありながら、高橋さんに聞かれたときに、そこがちらっとでもよぎるようなことはなかったんですか。
《桑田》さすがに見積書を渡すというのは、明らかな入札妨害というか公平性を損なう行為なんですね。
世の中でよくいわれる談合、私にかけられた疑いというのは官製談合という罪名なんですけれども、いわゆる談合というのは予定価格を漏らしたりとか、あるいは見積を漏らしたりとか、いわゆる金額なんですね。参加を予定されている方の見積金額であるとか、組織側で決定しただいだいこれぐらいの金額になりますよっていう予定金額であるとか。
いずれにしてもそういった金額がいくらであるかっていうことが事前に漏れてしまうっていうのが一番多いパターンなんですね。
それはさすがに私もそういったことをしてはいけないということはわかっていたので、見積書を送るっていうのはまずない、頭にも描いていないということですね。
《赤川》まあそれ自体を送ってしまえば談合になるということで、それが(その見積書が)あれば高橋さんにとっては苦労して調べていたその機器の金額というのがいっぺんにわかるようなものっていうことですか。
《桑田》そうですね、当然、参加するに当たって新規の業者さんにとっては喉から手が出るほど欲しい情報だったと思いますね。それはさすがに渡すわけにはいかないし、渡していないということになります。
《赤川》国循官製談合事件と一般的にはいいますけれども、そこを、検察としては談合があったんではないかというところでの起訴なんですか。
《桑田》もともとは検察は汚職事件ということで私のダンテックの間で金銭のやりとりがあったと。入札をうまく進める、うまくというのはダンテックに都合よく進めるためのお金、対価のようなものが私に支払われた、そういったことを疑っていたようなんですね。
そこがまず検察側の一番の狙いだったと思うんですね。
だからこそ談合を狙って、当初はそういった金銭のこととか、あるいは見積を渡したんじゃないかとか、私が事務の方に指示をして事務の方がダンテックに見積を渡したんじゃないかとか、いろいろなそういう贈収賄に関わる出来事を調べられていたというのは事実なんです。
ところがそういったものは実はなかった。
ので最終的には見積とかではなくて体制表というものが非常に重要なんだという「建て付け」にしてそれを官製談合に仕立てたということが事実ではないかなというふうに思います。
《赤川》今まさに言われた、あたかも、とても重要な資料であるとかのような持っていきかたを検察がしているというのはあると思うし、ダンテックと同じような業者さんからの証言も体制表もらったぐらいではどうにもならないんですっていうようなお話はあったと思うので、そうすると贈収賄で見立てて官製談合と言っていても、体制表渡した渡したといっても、実際にはそれを渡したぐらいでなにかが動くということは本来はないと。
《桑田》と思いますね。ただそれは結果的にそうなるというだけの話で、もし私がその体制表が入札資料の一部だというふうに認識していたら、当然それは送らないんです、私も。
やっぱり、いくら入札に金額の決定に影響しないとはいえ、入札のために他社が出してきた資料をそのまま別の会社に横流しするというのは、明らかに不正な行為だと思うので、やはり裁判としての争点としては故意だったかどうかというところなんですね。それが実際にどれだけ影響したかっていうのは二次的なことであるというふうには思います。
《赤川》さきほどのホチキス痕がなぜ2箇所になったかというようなところも含めて、故意じゃなかったということがはっきりと伝わるというのが一番の重要なことに。
《桑田》そうですね、はい。いろいろもっと細かいこともいろいろありますけれども、いずれにしてももし私が故意でやったとすれば、説明のつかないいろいろな事実が出てきていますので、そういったものがある以上、私がそれを故意でやったとはいえないと思っています。
動画配信の公開を繰上げ、2018年1月7日(日)にその9までの公開を予定しております。
※判決は2018年3月16日(金)9時45分〜大阪地裁の予定です。
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桑田さんを支援する会では、桑田さんの冤罪をはらすべく動いています。
公判を傍聴するたびに、0.1%を証明する真実が見えてきます。
ぜひご一緒に、その真実を確かめてください。