動画配信【国循官製談合事件の解説】桑田さん解説その14

国循サザン事件-0.1%の真実-無罪を訴える桑田成規さんを支援する会です。

これまでこちらのブログで公判の傍聴録や、桑田さんご自身の解説などを公開してまいりましたが、2018年3月に予定されております判決まで、動画配信も併せて行うことにいたしました。

支援する会からご質問をさせていただき、桑田さんご自身に経緯や解説、桑田さんのみが知る真実などを語っていただきます。

今回桑田さんが逮捕・起訴されることになった事件について、みなさまにも「真実はどこにあるのか」を考えていただき、引き続きご支援をお願いできればと思います。

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国循サザン事件ー0.1%の真実

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 国循官製談合事件(国循サザン事件)解説その14


国循官製談合事件(国循サザン事件)解説その14

以下に記事全文を掲載いたします

 

赤川》この2013年度入札なんですけれども、入札に参加した業者さんはどこになりますか?

桑田》現行業者であったダンテック、それからシステムスクエアとリコー、この三者になります。

赤川》この中にNECはなかった、参加されなかったんですか?

桑田》参加されなかったですね。

赤川》参加されないというのは、要するに仕様書の中の要件に沿わなかったとか、出来なかったとかいうことじゃないですよね、NECさんレベルだったら。

桑田》公判の中で明らかにはなったんですけども、NECさんは前年度までされていた、業務を請け負っておられたので、参加を検討されたそうなんですね。ただ、今回の条件で考えると、実は50%以上、再委託してはいけないという条件が仕様書に新たに付いたものがございまして、それは契約係の判断で付いたんですけども、それを満たすのがどうも難しかった、というような話がでていましたね。

赤川》公判の中では、証言台に立ったのはNECの元営業マンの方、担当の方だったと思うんですけども、その今言う再委託が50%を超えないことって再委託って何の再委託ですか?

桑田》請け負った業者さんが、実際にその業務をやるのに、さらに別の企業にその業務を委ねる、委託するというその割合なんですね。いわゆる世の中で言われている「丸投げ」と言われるものは、受けた業務を全部別の業者さんにやらせるということをすれば、それは100%の委託ということになるんです。今回、我々が仕様書で明記したのは、その人数です。常駐される技術者のうち、例えばそれが10人だとしたら、5人までは外にだしていいですと。それを超えてだしてはいけないということですね。

赤川》そのことについて、当時のNECの担当者だった方が証言された時に、人件費のことなんかをお話しになって、ちょっと場内がどよめいたことがあったと思うんですけれども、そのへんの話を覚えておられますか?

桑田》そうですね、NECさんは国循のNCVCネットの業務については、先ほど申し上げた丸投げという状態で、他者に100%委託していた、ということをおっしゃったと思いますね。それが原因となって、今回50%以上再委託できないという条件が付いたということが、かなりコストの面で厳しくなったということだと思います。

赤川》その事実については、それまで分かっていらしてたんですか?

桑田》いえ、それはもちろん私は分からなかったですし、捜査の段階で明らかにはなったんですけども、契約係の担当者もそのことは知らなかったと。契約の条件として再委託する場合には、もちろん何パーセント再委託しても当時は構わなかったんですけども、きちんと届出をしなくてはいけないんですね。結局、どなたが国循に来て働いておられるか、というのは非常に重要なことですので、それをきちんと届け出て、請け負ったのは例えばNECだけども、実際にやってるのは別の企業さんですよ、というような所はきちんと言わないといけないんですが、それが出ていなかったということで、みなさんそれは知らなかったということになるかと思います。

赤川》そうすると、検察としたら参入障壁だと思っていなかった再委託率っていうのは、NECにとってはそんなことをされたんでは、ということになって取りやめたっていうことが、この公判の中で明らかになったということですか?

桑田》そうですね、そこをクリアするのが難しかったという話が出たと思いますね。他にもいろんな条件があったのかもしれませんけども、その人件費の話が出たというのは記憶に残っていますね。

赤川》そうですね、この時にはこちらで傍聴してる側から見ていると、どんどん証人となった方、元NECの方、がヒートアップして、最終的には、自分のところは「当て馬」にされるんだから、みたいなことまであったりして、印象に残る回ではあったんです。

動画配信の公開を繰上げ、2018年1月18日(日)にその14までの公開いたしました。

動画は以下の再生リストで最初からご覧いただくことも可能です。

www.youtube.com

※判決は2018年3月16日(金)9時45分〜大阪地裁の予定です。

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桑田さんを支援する会では、桑田さんの冤罪をはらすべく動いています。

公判を傍聴するたびに、0.1%を証明する真実が見えてきます。

ぜひご一緒に、その真実を確かめてください。