冤罪事件に苦しむ人は想像以上に多いと知る
国循官製談合事件の被告とされている桑田さんを支援する会のNです。
このブログを立ち上げ、Facebook、Twitterで情報をお伝えするようになって半月。
この半月の間には2回の公判があり、あっという間の半月でした。
私達支援する会は、まだまだ組織としては小さく、日々SNSでの情報発信や、公判の際には傍聴して傍聴録を公開するなどネット上での活動がメインで、街頭での署名活動などは行っておりません。
それでも、この半月の間に、様々な方と繋がりができたり、メッセージを頂いたりしました。
同じように、無実を証明しようと支援する人、これまでに悩み苦しんだ当事者の方・・・
こんなにも「冤罪事件」が多いのかと、驚きの連続でした。
そして、多くの場合が
- 早く終るためには認めるしかなかった
- 示談にして、早く普通の生活に戻りたい
このような理由で、自分がやってもいない罪を認めざるを得ないということ。
本来はあってはなりません。
やってもいないことを、やったと言う・・・経験したことがない私にも「そんなことしちゃだめですよ」とは言えます、
しかし、認めない判断は想像を絶するものがあることは、桑田さんの個人ブログを読むと伝わってきます。
自分の自由になることがほとんどない空間ですごす20日間はとても長いものです。
わが心のバイブルー『取調べを受ける心がまえ』①〜調べは山登りやマラソンのように長くつらいもの〜
そして、みなさんが一番陥ってしまう、厳しい所はここではないでしょうか。
今回の事件で,あなたは自分の周りの人にどれだけ迷惑をかけたかわかっているのですか。あなたが本当のことを言わないから,われわれは,これからもまたあなたの周りの人たちを調べなくてはいけないんですよ。
わが心のバイブルー『取調べを受ける心がまえ』②〜検事に言われてつらかったこと〜
こうして気持ちを揺さぶられながら、尋常ではない環境に置かれて冷静な判断ができない・・というのは、想像に難くありません。
それでも、冤罪事件を許すことは間違っています。
人一人の人生をねじ曲げることは、誰にもできないのです。
日本の司法においては、起訴された99.9%が有罪判決となると言われています。
残りの0.1%の人たちは、真実を証明し無罪を勝ち取ることができるわずかな人たち。
しかし、無罪判決になるべき人は、0.1%だけではないということです。
有罪となってしまう99.9%の人の中に、かなりの数の人が人生をねじ曲げられ、身に覚えのない理由で犯罪者となってしまう人がいるということです。
その人たちを、先のような取り調べから守り、救い、励ますには、一人でも多くの人が支援者となり、まとまって声をあげていくことが必要だと思っております。
今回の活動を続ける中で、子どもたちが小学校で習う、この物語のことをよく考えます。
この物語の小さな魚達のように、小さくても団結して立ち向かうことで大きな力を動かすことができると信じます。
まだまだ小さい会ですが、フォローしていただくこと、いいね!していただくこと、シェアやリツイートしていただくことが大きな力となります。
これからも、どうぞブログの更新やツイートなどをご覧いただき、ご支援くださいますよう、お願い申し上げます。