動画配信【国循官製談合事件の解説】桑田さん解説その6

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国循サザン事件-0.1%の真実-無罪を訴える桑田成規さんを支援する会です。

これまでこちらのブログで公判の傍聴録や、桑田さんご自身の解説などを公開してまいりましたが、2018年3月に予定されております判決まで、動画配信も併せて行うことにいたしました。

支援する会からご質問をさせていただき、桑田さんご自身に経緯や解説、桑田さんのみが知る真実などを語っていただきます。

今回桑田さんが逮捕・起訴されることになった事件について、みなさまにも「真実はどこにあるのか」を考えていただき、引き続きご支援をお願いできればと思います。

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 国循官製談合事件(国循サザン事件)解説その6


国循官製談合事件(国循サザン事件)解説その6

以下に記事全文を掲載いたします

赤川》体制表を送ったことが、入札の情報を漏らしたということで検察は主張してるわけですけれども、その体制表の持つ意味ですよね。非常に検察側は、それ自体が本当に貴重な情報で、それがあることでダンテックはやっぱり勝ったんじゃないかという。

だから「結託して」という言い方をしていますけれども、そのくらい意味があったんじゃないかということなんですけども、実際には何がわかるんでしょうね?

桑田》そうですね、技術者の人数は分かるということになりますね。今回の運用・保守の入札というのは、運用というのはまさに人数に関わるところですね、何人どれだけの単価、人件費の方を何人入れるのかという部分と、もう1つは保守ですね、

保守は、機械、サーバーとか色々なネットワーク機器が何台あって、それがもし壊れた時に修理するのにどれだけかかるかといういう保守の見積もり。だから大きく言うと人の見積もり、人件費と、機械の保守の見積もりと2つあるんですけども。割合で言うと半々か、もしかしたら人件費の方が少し少ないぐらい、という全体のボリュームなんですね。

人件費というのはまさに単価がわからないと、人数だけがわかったところで出しようがないっていうのがありますね。だから体制表を見ても、その方がどれくらいの単価なのか、それはまさにそれは企業秘密の部分で、私がその送信した体制表にはもちろん単価なんて全く書いてないんですね。お名前ぐらいしかわからないので。そういう意味では、ダンテックさんの入札金額を決めるにあたっての参考にすらならなかっただろうというのは思いますね。

赤川高橋さんとしたら、単価まで教えてもらうということは、まず不可能だとしても、その技術レベルは知りたかったということなんですか、もともと?

桑田》そうですね、むしろ自社で入札するにあたっては、どんな人を揃えておくか、むしろ実際に受注した時に人の手当てができないと困るので、そういう意味で知りたかったんだと思うんですね。

ですので、もちろんそのNECがどれだけの単価でとか、どれだけの人数でということ推察するために知りたかったわけではないと思います。

赤川》もちろん入札に参加するということは落札して、業務を請け負うということなので、その時に困らないというかちゃんと業務ができるっていうことを踏まえての知りたいという部分でもあったということですかね?

桑田》そうだと思います。実際に彼らが困っていたのは、むしろ保守のほうだったんですね。

人件費というのは、仕様書のほうはだいたい目安となる技術は書いてあるし、実際見学に来られて、大まかな雰囲気というか、現行の業者さんがどんな感じでやってるかというのを掴んでおられたと思うんですけども、機器のほうですね。

保守の対象となる機器ってものすごい数があったんですね。そもそも100を超える機器がリストとしてあがってて、それを全部保守しなさいということになると、その機器のそれぞれの製造元に問い合わせをして、一体、1年間、それからもし故障があった時にパーツを変えるとか、あるいは本体を全部入れ替えるとかした時にどれぐらいのお金なんでしょう、ってことを1個1個こう見積もっていく部分というのはものすごく大変だったと思うんですね。

当時はNECさんが長年ずっとやってこられたということもあって、その保守の対象機器ってほぼすべて、ほぼ100%NEC製だったんですね。

だからダンテックとしてはNECの機器の保守にいったいどれだけ費用がかかるのか、そこが全くわからずに、まさに入札の前日までずっと色々詰めておられたってのが公判の中で明らかになっていましたね。

赤川》そこの部分に関してはあまり取り上げないじゃないですかね?

桑田》そうですね。本当は彼らの関心事ってのはむしろ保守の方であって、私が送ったものが入札の参考になるなんてまったく思っていないと思います

赤川》検察としたら、あたかもそれがあるから金額が決まるというようなことではあったわけですけれども、今のお話からすると、その100以上にものぼる1つ1つの機器のことについての計算も非常に大変で、そこも非常に重要であるということになるんですかね?

桑田》そうですね、そちらも当然全体の入札価格の少なくても半分は占めますのでそこの計算が大事。かたや、人件費っていうのは要するに人数が決まれば、自社でいくらその方にいくら払うかってだけの話なので、計算は非常に簡単だったと思いますね。

赤川》高橋さんは、桑田さんにそういう人数とか、どのくらいの人がどういうスキルレベルでやってるかっていうのを知りたいっていうのを聞かれたわけですけれども、それがわからないけれども体制表を送ろうと思った桑田さんのその時のいきさつっていうのは何かもっと詳しいものがあるとかなかったんですか?

桑田》私の知る限りではなかったですね。

もちろん自分が担当している業務であればですね、責任者であったとしたらば、いろんな手を尽くしてできるだけ入札自体を公平にするために、つまり現行業者さんは当然それを知ってるわけですから、新規参入の方には現行業者の方と少なくとも同じレベルの情報を提供しないといけないと思っていたので、それはやったかもしれないですね。もし自分が責任者であればですけど。

ただ当時は自分は手の届かないところにそれがありましたので、自分が入手できるもの当然持っているものっていうのは体制表ぐらいですし、そういう意味では高橋さんには体制表でいいですかということで、高橋さんがまぁそれでいいですとお尋ねなった時にお答えになったので、私としては体制表でもう十分というか、自分のできることとしてはもうそれぐらいだろうなと。それが不足であったとしてもそれはもうしょうがないというか、自分のできる範囲を超えているということを思っていました。

動画配信の公開を繰上げ、2018年1月7日(日)にその9までの公開を予定しております。

※判決は2018年3月16日(金)9時45分〜大阪地裁の予定です。

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桑田さんを支援する会では、桑田さんの冤罪をはらすべく動いています。

公判を傍聴するたびに、0.1%を証明する真実が見えてきます。

ぜひご一緒に、その真実を確かめてください。