経緯説明④~ダンテックとの関係についてやましいところはなかった
「国循サザン事件」の当事者・桑田さんが、そのときの実体験と真摯に向き合って、わかりやすくまとめられた文章です。
何回かに分けて、アップいたします。
前回のブログはこちら↓
経緯説明③~私は入札の担当者ではなかった – 国循サザン事件―0.1%の真実―
ダンテックとの関係についてやましいところはなかった
私は,前職は大阪大学,前々職は鳥取大学において,それぞれ准教授の職にありました。
その期間,私は,国循と同様,病院の情報システムの企画・運営・管理の業務に従事していました。
ダンテックは,その期間に大学から仕事をお願いしたことのある企業の一つでした。
2011年2月,私は鳥取大学から,急遽,大阪大学に異動することとなり,鳥取大学では,私が従事していた業務を担当する職員がすぐに見つけられない状況にありました。
そこで,鳥取大学は,ダンテックの関連企業であるアイヴィスに私の担当業務の一部を委託しました。
一方,私は,大阪大学に異動した後も,これまで鳥取大学でアイヴィスとともに行ってきた共同研究を継続するため,そして,私がかつて行っていた業務をサポートするため,2011年5月からアイヴィスと顧問契約を結びました。
その後,私は,2011年9月に国循に招へいされ着任することになりましたが,大阪大学,国循ともに,私はそれぞれの組織により定められた手続きを行い,「アイヴィスの顧問業務を兼業する旨」の承認を受けています。
当然,私は,これらの兼業手続きにおいて報酬額を申告していました。
また,アイヴィスは,ダンテックの関連企業とはいえ独立した一つの企業であり,私のアイヴィスでの兼業内容は国循とは無関係のものでした。
このため,私は,ダンテックとの金銭授受について疑われるようなことはなにもないと考えていました。
なお,2012年3月の入札でダンテックが落札した後,私はアイヴィスとの顧問契約は継続していません。
上記以外にも,私の逮捕時,一部マスコミにより,ダンテックから私に対して利益供与のあったことを疑わせる報道がなされました。
しかし,そのような事実はありません。実際,今回,贈収賄での立件はありませんでした。
続きはこちら 経緯説明⑤〜NECの見積金額をダンテックに伝えたことはなかった
最初から全文通してご覧になるなら 経緯説明(桑田さんご本人自署)
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