国循官製談合事件第34回公判 速報
国循サザン事件-0.1%の真実-無罪を訴える桑田成規さんを支援する会Nです。
2017年12月21日13時30分〜17時00分、大阪地方裁判所第603号法廷にて、国循官製談合事件(「国循サザン事件」)の第34回公判が行われました。
この第34回公判で結審となりました。
この傍聴録は、逮捕起訴された桑田さんを支援する会として動いているNが、第34回公判の様子や感想を傍聴した本人としてアップしています。
※第11回より更新が滞っており、ご迷惑をおかけいたしております。順次遡りましてアップしてまいりますので、今しばらくお待ちください。
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第34回公判の様子
- 裁判官 西野吾一裁判長他2人
- 桑田さんの弁護士 2人
- 高橋さんの弁護士 3人
- 検察官 2人
- 報道関係 11人
- 傍聴者 約10人
第34回公判速報 弁護人から
2016年4月26日の第1回公判から1年8ヶ月。今回の第34回公判をもって全ての証拠が出揃い、論告、弁論など全て終了して結審となりました。
前回の論告では、
第33回公判傍聴録速報【支援者Eさまによる】 – 国循サザン事件―0.1%の真実―
検察は最後まで自分たちの間違いを正すことなく、検察が描き、すでに崩壊したストーリーを貫いたのでした。
それに対し今回は桑田さん、高橋さん両弁護人5人から、それぞれの公訴事実について、検察の論告が誤りであること、両人が本件に関して(高橋さんには別件があります)「無罪であること」を証明していきました。
まず初めに、桑田さんの主任弁護人である高見弁護士より
桑田さんは大変実直で、お金にクリーンで、素晴らしい情報処理能力と医療情報スキルに長けた人であり、夜となく昼となく、休みも返上して期限内に国循の電子カルテ導入を導入すべく「どこまでも国循のためになることを考え」働いた。「自分の得になるようなことはしない人」です。
とはっきりと伝えました。
また、続いた我妻弁護士からも
絶対に有罪にされてはならない。常識に反し、正義に反することだ。
と、各論に入る前に発言されました。
高橋さんの弁護人3人からも、
長年の一社独占状態を許した国循とその温床に甘んじて業務を怠っていたと言わざるをえない巨大企業に対し、小さな企業が正面から戦いを挑み、よりよいものを目指して頑張った結果がこのようなことになるなら、日本の医療情報の今後の成長は望めない。
と訴えました。
第34回公判速報 桑田さん、高橋さんから
最後にとして、裁判長より「何か言いたいことがあればどうぞ」と促され、まず桑田さんが証言台に立ちました。
桑田さんは
人生で初めて被告人という立場になり、当事者になって様々なことが想像とは違っていました。
特に事実認定の考え方には驚きました。
と話し始め、
私は真実を知っています。では、なぜ検察はその真実にたどり着けなかったのでしょうか。
それは、初動を誤ったからです。
と続けました。
そして桑田さん逮捕当時の主任検事であり、今年度より公判を担当している堤検事に
私はあなたが直接担当されたことを嬉しく思います。あなたが当時知りえなかった事実を知ることができたのではないかと思うからです。
どうか、あなたが大阪地検特捜部の主任検事として知りえなかった事実をもう一度冷静に評価してみてください。
どうしてあなたがそこにたどりつけなかったのか、よく考えてみてください。そして気付いたことをあなたがた検事の仕事に活かしてください。
検察にとって微々たる変化かもしれませんが、その気づきに自分が少しでも貢献できれば嬉しいことです。
と、このような仕打ちにあってでさえ、相手のことを思いやる桑田さんの発言でした。
その後の高橋さんは、涙ながらに
N社の一社独占に挑んで勝ち取った、運用保守の入札にとって当然のことをしました。厳しい条件なら満たせるよう、企業努力をするべきです。なのになぜN社がやらなかったのかを考えてみてください。
受注業者に何のメリットもないことを、なぜしなくてはならなかったのか。そのことで誰にメリットがあったのか。
我々中小企業が大手と戦うためには必死の努力が必要です。国内最大手の企業と正当に戦ったことを不正と言われることは断腸の思いです。これまで頑張ってくれた仲間のためにも無罪と言ってほしいです。
今回のように、企業努力で先進的な取り組みをしている今の業者に同じようなことが起こらないように。日本の医療情報の発展が妨げられることのないように、今後このような裁判が起こりませんように。
と締めくくり、傍聴席でも涙する姿がみられました。
まずは速報でした。
第34回公判の詳しい内容は後日お伝えします。
次回は判決となります。
2018年3月16日(金)9時45分〜大阪地裁の予定です。
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桑田さんを支援する会では、桑田さんの冤罪をはらすべく動いています。
公判を傍聴するたびに、0.1%を証明する真実が見えてきます。
ぜひご一緒に、その真実を確かめてください。