国循官製談合事件 第2回公判を振り返るその1
このブログでは、国循官製談合事件に関することを、支援する会のNと桑田さん*1ご本人で更新しております。
これまで経緯や公判の傍聴録などをまとめてまいりました。
少しでも正しい情報を皆さまに知っていただきたいと思い、進めております。
そこで今後は、公判後に振り返りの対談を行うことにしました。
公判を振り返りながら、支援する会が公判を傍聴して疑問に思ったことなどを桑田さんに質問し、いただいた回答とともに、こちらに公開してまいります。
本日は第2回公判を振り返る第1回目です。
調達企画室とは?
N)公判の中に出てきた「調達企画室」という部署ですが、一般的な企業の「総務部」と思ってよいですか?
桑田)いえ,調達企画室は総務部の中の一つの組織です(当時)。国循では,総務部に総務課という組織があり,この総務課が,いわゆる一般的な企業の「総務」や「庶務」に相当する業務を担当しています。調達企画室は総務課の下部組織で,国循の調達に関する業務を担当しています。さらに,調達室の中に契約係があります(図参照)。
桑田)西田氏は,調達企画室の専門職で,調達企画室には室長が不在のため,彼が調達企画室の実質的な責任者です。契約係には,係長と係員がいて,調達の実務のほとんどは契約係が担当しています。西田氏は,契約係を監督する立場にある,と公判では言っていましたね。そのあたりの細かな分担は私にはわかりませんが,大まかにはこんな感じだと思います。
N)この図をみると、調達企画室の上に総務課、その上に総務部があるようですが、西田氏の上の管理者は誰ですか?
桑田)一つ上が総務課長,その上が総務部長になります。さらにその上には執行役員会があり,その上は国循の最高責任者である理事長となります。実質的に,調達企画室が何をしているのか分かっているのは総務部長まででしょうね。
N)その、総務部長は今後公判で証人で来られますか?
桑田)そこは,まだわかりません。たしかに,管理者としては重要な役職の人ではありますね。
第1回は「調達企画室」についてでした。
今後もこのような形で、対談を更新してまいります。
経緯説明③~私は入札の担当者ではなかった – 国循サザン事件―0.1%の真実―経緯説明③〜私は入札の担当者ではなかった
意見陳述書(2016/04/27) – 国循サザン事件―0.1%の真実―意見陳述書(2016/04/27)
*1:国循官製談合事件において被告とされ、自身の無実を訴えておられます